
広島電鉄株式会社は、2022年11月1日から12月23日までの53日間、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」で資金調達を行った。目標金額2,660万円に対し、実際には2,767万3,000円を調達。支援者数は505人で、平均支援金額は54,798円であった。
このプロジェクトは、広島の三大プロスポーツ団体―広島交響楽団、サンフレッチェ広島、広島東洋カープ―をテーマにしたフルラッピング電車を運行するというものである。広島電鉄は、これまでにも地域文化やスポーツ団体を応援する形で特別な電車を運行してきたが、今回はその取り組みを一層拡大。各団体の特色を活かしたデザインで、広島の街をより一層彩る計画である。
資金調達の方式は一般的なリワード型クラウドファンディングで、支援者には特典が提供される。例えば、支援者の名前を電車内に掲示する、特別なイベントへの招待など、地域住民やファンが直接参加できる形でのリターンが用意されている。
運行開始は2023年からとされており、各団体ごとに異なる時期にロールアウトされる予定である。