
世界遺産にも登録されている京都の高山寺が、台風21号の被害からの復興資金をクラウドファンディングで募り、成功を収めた。プロジェクトは2023年4月28日に開始され、6月30日に終了。募集期間は64日間で、目標金額2,000万円に対し、最終的には2,294万5,000円が集まった。支援者は全体で1,307人で、1人あたりの平均支援金額は約17,555円だった。
資金調達の主な目的は、台風21号による甚大な被害からの復興。特に、明恵上人を祀る開山堂裏手の斜面地が土砂崩れの危険性をはらんでいる。このため、法面工事などの大規模な土木工事が必要とされている。
集められた資金は、高山寺自体の自己負担分として約3,000万円が必要とされている大規模工事に充てられる。プロジェクトは購入型や寄付型などの方式ではなく、一般的な寄付型のクラウドファンディングで行われた。
このプロジェクトは、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を利用して実施された。