
能登半島地震により、能登地方にある酒蔵は壊滅的な被害に遭い、今後数年間は酒造りが困難な状況に直面しているそう。こうした中、能登の酒蔵の伝統とブランドを守るため、地元の吉田酒造店をはじめとする酒蔵が協力し、「能登の酒を止めるな!」という合言葉のもと、共同醸造プロジェクトを開始した。
このプロジェクトは、被災した蔵と県外の蔵とが連携し、共同で日本酒を醸造することで、被災蔵の銘柄を市場に流通させ続けることを目指すとしている。被災状況は蔵によって異なるが、現在は大きな被害を受けた5蔵が参加し、全国から19蔵が協力を申し出ている模様。プロジェクトの売上は、共同醸造のための原材料費や資材費、渡航費や滞在費など、被災蔵が再び酒造りに取り組むための諸経費として使用される予定だそう。
このプロジェクトはMakuakeで実施され、応援購入方式の購入型クラウドファンディングとして行われている。目標金額は100万円で、すでに目標を超える支援が集まっている。プロジェクト期間は2024年1月31日から4月28日までの89日間で、この期間中に支援者はリターンとして特製の日本酒や、酒蔵の写真報告、特別なお礼の手紙などを受け取ることができる。