三山電車で唯一現存する木造単車の修繕へ 1500万円超調達

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画像はクラウドファンディングページより

 山形交通三山線で運行された木造単車「モハ103」の修繕と保存を目的としたクラウドファンディングが、READYFORプラットフォーム上で成功を収めた。このプロジェクトは2024年1月15日に開始し、2月29日に終了した46日間の募集期間中、目標金額850万円を上回る1,523万5,000円を調達し、603人の支援者から平均約25,265円の支援を受けた。

モハ103は、大正15年に製造され、ほぼ100年の歴史を持つ木造の鉄道車両で、山形県の豪雪にさらされた結果、車体の劣化が激しくなっているとのこと。このクラウドファンディングは、車体の修繕や窓ガラスの交換、外装の塗装など、最低限必要な修繕を行い、倒壊の危機から車両を救うことを目的としているそう。さらなる資金調達に成功したことで、座席の再生やヘッドライトの修復など、より包括的な修繕が可能になるとのこと。

このプロジェクトは、購入型クラウドファンディングの形式を取っており、READYFORプラットフォームを通じて行われた。購入型クラウドファンディングでは、支援者は金額に応じたリターンを受け取ることができるもの。