
2023年4月25日から60日間にわたり、京都の世界遺産である東寺がクラウドファンディングを実施し、目標の1,500万円を超える2,039万8,000円を調達した。このプロジェクトは、READYFORというクラウドファンディングサービスを利用して行われた。
資金調達の背景として、弘法大師の立教開宗からちょうど1200年を迎える2023年に、慶讃大法会を開催することが挙げられる。しかし、経済状況の低迷や人口減少、さらにはコロナ禍などの影響で法要の機会が減少し、大法会の開催には多額の資金が必要となった。
集められた資金は、7日間にわたる慶讃大法会の開催費用として使用される予定である。この大法会は、弘法大師の願い「鎮護国家・済世利民」を未来へと繋ぐことを目的としており、多くの僧侶が全国から集結して修行を行う。
このクラウドファンディングは寄付型であり、410人の支援者からの平均支援金額は約49,751円であった。