絶滅危惧種ネコ科動物の繁殖研究プロジェクト 1269万円超調達

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画像はクラウドファンディングページより

 岐阜大学の楠田哲士教授が率いる動物繁殖学研究室は、絶滅危惧種に分類されるネコ科動物の保全に向けた繁殖研究のためのクラウドファンディングを実施。このプロジェクトは、動物園と連携し、ネコ科動物の繁殖に関する包括的な研究と妊娠検査の実施を目的としている。2023年11月29日から2024年2月27日までの91日間、目標金額300万円に対して、423%の調達率で12,694,000円を集め、938人の支援者から支援を受けた。プロジェクトの資金は、動物園での保全繁殖研究の継続、研究費や検査費、分析補助スタッフの人件費など、動物繁殖学研究室の運営資金として活用されるという。

楠田教授の研究室は、性ホルモンの分析を中心に、ネコ科動物の繁殖生理を解明し、絶滅危惧種の繁殖を促進することを目指している。特に、糞を用いた非侵襲的な手法で性ホルモンの変化を把握し、繁殖管理に役立てる研究が注目されている。このような研究は、動物園内での繁殖管理や絶滅危惧種の保全に直接貢献することが期待されている。

このプロジェクトはREADYFOR上で寄付型クラウドファンディングとして行われ、支援者は税制上の優遇措置が受けられる。