鹿島鬼塚古墳修繕プロジェクト 公開

プロジェクトのトップページ
画像はクラウドファンディングページより

 佐賀県鹿島市に位置する新義真言宗大本山誕生院が、クラウドファンディングを利用して、佐賀県指定史跡である鹿島鬼塚古墳の修繕と周辺環境の整備を目指している。このプロジェクトは、2024年2月1日に始まり、同年3月28日までの57日間の募集期間で目標金額300万円を設定している。

鹿島鬼塚古墳は、1977年に佐賀県の史跡に登録され、以降、誕生院が維持管理を行ってきたそう。しかし、1993年に台風の影響で古墳や周辺の木々、フェンスに大きな被害があり、一部の修繕は行われたが、フェンスなどの修復には多大な経費がかかり、完全な修復は行われていないそうだ。これにより、野生動物による被害や観光客の安全確保にも問題が生じているそう。

このプロジェクトでは、フェンスの改修工事や外周石積みの改修工事に必要な資金を募集するとしている。これらの修繕を通じて、鹿島鬼塚古墳を現代に継承し、鹿島市の新たな観光地としての発展を目指すとも。さらに、目標金額を超える支援があれば、古墳の公園化工事にも充てられる予定だそう。

このプロジェクトは購入型クラウドファンディングの形式を採用しており、READYFORを通じて行われている。この方式では、目標金額を達成した場合のみ、実行者が集めた支援金を受け取ることができる「All-or-Nothing」方式を採用している。